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研究科長からのメッセージ

研究科長
研究科長  舟橋 弘晃

 環境生命科学研究科は、自然科学系総合大学院として昭和62年4月に誕生した自然科学研究科から文理医融合型大学院として平成17年4月に環境学研究科が独立した後に、自然科学研究科の農学系分野と環境学研究科が平成24年4月に再合流して誕生しました。
 本研究科は、今日の爆発的人口増加に直面する人類社会の喫緊的課題である“環境と食料”について、総合横断的に解決することを目的とした教育研究の場です。その目的を達成するために、この組織は、基礎学部である環境理工学部と農学部だけでなく、資源植物科学研究所や医学系の教員も所属するなど、2専攻(環境科学専攻、農生命科学専攻)に合計10講座(都市環境創成学講座、農村環境創成学講座、環境生態学講座、人間生態学講座、循環型社会形成学講座、物質エネルギー学講座、生物機能化学講座、植物ストレス科学講座、植物機能開発学講座、動物機能開発学講座)を有する極めて幅広い専門分野から構成されています。その中で、(1) 物質エネルギー変換を含む基礎的な自然・社会・生命現象の解明と応用、(2) 社会基盤と生存環境の創出、(3) 環境負荷を考慮した食料の需給バランスの継続的維持など、に関する教育と研究が活発に行われています。この特色的な教育研究を通して、(a) 生活環境と自然環境との調和による快適な循環型社会を構築するとともに、(b) 人類の生存基盤である持続的食料生産を実現する、複眼的視野と高度な専門能力を有する先導的人材を育成しています。本研究科では、前者に関連する専門的教育研究を主に環境科学専攻が、後者のそれを農生命科学専攻が担当するとともに、この両者を横断した種々の教育科目や教育研究プロジェクトだけでなく、他研究科と連携した医農融合教育及び異分野融合研究などを通して、学際的専門能力の教授にも努めています。
 “環境と食料”の課題は、わが国だけでなく、アジア・アフリカ諸国など世界各国で山積しています。世界のリーディング大学と伍して、教育・研究・社会貢献で創造的知性を牽引する大学を目指す岡山大学の一員として、本研究科は、地域社会や世界の国々との密接に連携した実践的な教育研究を通して、国際的視野を持つ”グローカル”(Think globally, act locally)な人材の育成を目指しています。留学生受け入れや日本人学生の海外フィールドへの派遣、国際学会での成果発表の奨励などにも注力しています。今後も、国内外から呼び込んだ多くの学生が教員とともに没頭できる魅力ある研究プロジェクトや教育プログラムの開発に引き続き取り組み、環境生命科学色に輝くAcademiaとして、地域・国際社会に貢献していきます。
 一人でも多くの学生が、私たち教職員が準備する”Global Gate for Learning”の向こうにあるフィールドに飛び込み、 様々な課題に自ら気付き、学び、解決する術を見出す歓びを体験し、その一燈を掲げて、地域・国際社会で存分に活躍してくれることを期待しています。